税理士証票交付式に出席しました。

会場は代々木、歩いて節約?
今日は税理士証票の交付式に出席しました。
会場は東京税理士会館の本館。最寄り駅は代々木です。
私はなるべく早めに出発して、新宿駅から歩いて会場入りしました。理由は、交通費削減のため……と言いつつ、半分は運動不足解消のためです。公務員時代は通勤だけで十分に歩いていましたが、独立してからはどうしても歩数が減りがち。せっかくなので、ちょっとした徒歩時間も大切にしています。
ほぼ国税OB、異様な既視感
会場に着いて驚いたのは、参加者の顔ぶれです。
体感では96%が国税OB、つまり退職後に登録された方々。
正直に言えば、退職したのにまた職場に戻ってきたような既視感に包まれました。会場の空気は、昔の局での合同会議を思い出す雰囲気。名刺を自分で作った話や、「もう調査立ち会いが入っている」といった話題、さらには「事務所は日本橋だ」「麹町だ」といった地名トーク。懐かしいような、でも少し胸やけがするような感覚になりました。
もちろん、それが悪いわけではありません。むしろ「国税を出た後も税理士として頑張っている」という姿勢には刺激を受けます。ただ、私はムラ社会的な同調圧力やこういう仲良しこよしのノリが少し苦手でした。だからこそ、自分は群れるよりも、自分なりのやり方で頑張っていきたいと思っています。
群れよりも自分のペースで
私が国税を辞めた理由のひとつは、「自分の名前で仕事をしたい」という気持ちでした。
その延長線上にあるのが、今の「ひとり税理士」というスタイルです。
大勢の輪に入って情報を共有することも大事ですが、それ以上に「自分の目で見て考えて決めること」を大切にしたい。交付式で改めてそれを実感しました。
交付式の流れと記念撮影
さて、肝心の交付式はといえば、開会挨拶に始まり、次第に沿った説明事項を聞く形で進みました。
最後はバッジを胸につけて、全員で記念撮影。国税時代の「辞令交付式」を思い出しつつ、やはりどこか独特の緊張感がありました。
その後は各種の事務手続き。入会関連の書類を提出し、いくつかの説明を受け、解散となりました。式そのものは淡々と進行しましたが、「これで正式に税理士としてのスタートラインに立った」という実感を得られる場でした。
税理士会費や協同組合の話
今回の式では、税理士会費の口座振替の用紙を提出しました。
一方で、東京都税理士協同組合には列ができていたので、加入手続きは後日に見送りました。
協同組合は出資金1万円を支払う仕組みで、年会費はなく、脱退時には返金されるそうです。加入すると書籍が割引になったり、物品の斡旋を受けられたりと、いわゆる「厚生事業」がいろいろあります。焦って加入する必要はありませんが、後日きちんと加入するつもりです。
なお、ほかの団体にはまだ入会していません。まずは足元を固めて、必要なものから順に整理していこうと思います。
今の気持ち
こうして式を終えてみると、思った以上に気持ちが引き締まりました。
スーツを着るのは支部面接以来で少し緊張しましたが、やはり「これから始まる」という実感を持つには良い機会です。
国税OBの方々に囲まれて、「この先どうやって歩いていくか」を改めて考える時間にもなりました。
私は「群れ」よりも「自分のペース」でやっていきたい。だからこそ、ブログを書き、日々の出来事や考えを残していきたいと思います。
おわりに
税理士証票交付式は、単なる手続きの場以上に「自分の立ち位置」を感じさせてくれる時間でした。
これから先、どんな顧客と出会い、どんな仕事を積み重ねていけるのか。まだまだ未知数ですが、今日の経験を通じて「自分らしいスタイルでやっていこう」と改めて決意できました。
明日からはまた少しずつ前に進んでいきます。

