独立しました。

開業日を決めた理由
「開業しました」と言いつつも、実は明確に「今日が開業日だ」という瞬間はありません。
個人事業主の場合、開業日は自分で決める自己申告制です。キリが良い令和7年下半期の初日、10月1日を「開業日」としました。
これから毎年、秋が来るたびに「あの時開業したな」と思い返すのかもしれません。
国税退職から登録までの流れ
私は令和7年7月10日に国税を退職しました。
従前の慣例では、この日付で辞めた人は8月末に税理士登録が完了する流れでした。
しかし、今年からは国税職員の集中受付がなくなり、通常のサイクルに戻りました。その結果、7月に申請した私の場合は9月末に登録完了。つまり、今日10月1日の時点で私はすでに「税理士」と名乗ることができます。
明日が証票交付式なので、そこで改めて気持ちの区切りを迎える予定です。
夏休みのような3か月間
「7月10日から今日まで何をしていたのか?」と聞かれたら、答えはシンプルです。大人の夏休みを満喫していました。
16年近く公務員をやっていた反動なのか、退職してしばらくは心身ともに不思議な疲れがありました。1か月くらいはうっすら体調が悪く、ずっと眠い。おそらく、長年蓄積されたものが「膿」として排出されていたのだと思います。
けれど、それもまた必要な時間でした。
改めて感じた「働きたい気持ち」
人間というのは面白いもので、3か月近く休んでいると「そろそろ働きたいな」という気持ちが自然に戻ってきます。
国税時代は「もう少し休みたい」と思っていましたが、いざ自由を手にすると逆に「動きたい」と思う。
これはたぶん、休んだからこそ湧いてきたエネルギーだと思います。
いまは心身ともにフル充電状態。新しい仕事に向き合う準備が整っていると感じています。
ブログとの向き合い方
ブログは今回が初めてではありません。
以前は「元国税職員のブログ」という形で記事を書いていました。書くこと自体にはあまり抵抗がなく、むしろ自分の考えを整理するいい習慣になっていました。
これからは、過去の記事も一部は形を変えてこちらに引っ越してくる予定です。
単なる知識提供ではなく、私の人柄がわかるような文章を書いていきたいと思います。
明日の証票交付式を前に
明日は税理士証票の交付式です。
スーツを着るのは、支部面接以来。少し緊張もしますが、それ以上に「自分のステージが変わっていく」という実感があります。
正直に言うと、まだ実務的な準備は道半ばです。顧問先が列をなして待っているわけではありませんし、HPも中途半端でまだまだ改善していく予定です。
それでも、「これから始まるんだ」というワクワク感の方が勝っています。
おわりに
国税時代の経験は私の財産ですが、それ以上に「これからどんな人と出会えるか」「どんな仕事を一緒にできるか」が楽しみです。
このブログでは、税理士としての知識や経験を少しずつ書きながら、自分自身の思いや日々の気づきも発信していきたいと思います。
まだ始まったばかりですが、ここからどのように変化していくのか、このブログもいつまで続くかわかりませんが、粛々と日々の出来事などを綴っていきたいです。
